2012年8月5日日曜日

#145 Grand Larceny (The Beat Broker Summer Dub)/Sea Level

                                                        Sea Level

                                                                [Album
                                                   The Beat Broker Ver.

                                                      The Beat Broker



Grand Larceny (The Beat Broker summer dub)/Sea Level

Label:
Unreleased?
Country:US
Released:2012?
Style:Balearic,Pacifica,Classy-Dancer




Sea Levelが'77年にリリースした1stアルバムその名も「Sea Level」。
'77年という時代背景を反映した16ビートの横ノリのリズムを中心にしたインストルメンタル・ナンバーとオールマンズの名残を感じさせるサザン・ ロック・テイストのヴォーカル・ナンバーが混在していますが、インストルメンタル・ナンバーの方が個人的には好みです。
特にはニール・ラーセンの書いた無国籍なメロディ・ラインが印象的なインストルメンタル・ナンバーGrand LarcenyがBalearic Feelingが有ってオススメです。
しかもサンフランシスコの「Sentrall」周辺シーンで活動するあのBroker/Dealerの片割れで生粋のBalearic野郎ことRyan Bishopによるソロ・ユニットThe Beat Brokerがオリジナルに敬意を表すようにBeat足し高揚感を増したこのエディットはきっと色褪せる事をしらない。。

 

2012年6月16日土曜日

#143 Find Yourself/The Clover

                 The Clover

                   Dj Qu

                                                               12'inch]

Find Yourself/The Clover

Label: BOSCONI
Country:
France
 
Released:March 2012
Style:TECH HOUSE


正にKiller Tune!!

Antonio Pecori、Stefano Meucci & Andrea Giacchettiからなるイタリアはフィレンツェ出身のトリオ・ユニットThe Clover。
地元次世代モダン・ハウス・レーベルから会心の新作。
クラウト・ロック代表格バンドCanや人気ポスト・ロック・バンドTortoiseに影響されたというプリミティヴなパーカッション・マッドネスが炸裂したトリッピーなトライバル・ファンク・ハウス!!
更にはニューNYハウス・シーンを牽引するDj Quあたりにも呼応するサイケデリアが充満したドディープ・テック・ハウス"Find Yourself"は超エースQu!!
PLANET Eからリリースされていても納得しようなCarl Craigライクな素晴らしい楽曲。

 

2012年6月9日土曜日

#142 10.1 C/Airliner Series

                                                         [Lassi Nikko


                                                      [12'inch]



10.1 C/Airliner Series

Label:
Kimochi
Country:US
Released:
March 2012
Style:Dub,Minimal,
Abstract


ホッコリするオリジナル感

手作り感丸出しなアートワークが素敵っす。
rendon MoellerとのユニットLightnessでも活躍するシカゴの新鋭Areaによる話題のハンドメイド・レーベルKimochiから、名門Warp レーベルでBrothomstates名義としても有名なLassi NikkoによるプロジェクトAirliner Series。
究極のアブストラクト・ダブ・サウンドを繰り広げる鮮烈な音作りで、ちょっと他に無いような質感を持ったミニマル・ ディープ・グルーヴを構築、不思議なアンビエンスを用いた世界でオリジナリティ満点のアーティスティックでDopeなシングル〜


 

2012年3月26日月曜日

#141 Honey Mine (Lissvik Remix)/Korallreven

[Korallreven 1]

[Korallreven 2]

[Korallreven 3]

7'inch 1]

7'inch 2]



◆Honey Mine (Lissvik Remix)/Korallreven

Label:
Acephale
Country:US
Released:2010
Style:Balearic, Synth-pop,Indie Dance,Lo-Fi



零れ落ちそうなロマンティシズム

またしても聴き逃していた、、

Radio Dept.メンバーによるシンセ・ポップ・ユニットのサード!!シンガー・ソングライター、Marcus Joonsと、Radio Dept.の鍵盤奏者Daniel TjaderによるKorallreven。信頼のAcephaleからの2枚目、通算3作目のシングルが到着!! Taken by TreesのVictoria Bergsmanがヴォーカルで参加。初期St.Etienneを彷彿とするダブ/レゲエ調のバックビートに、バレアリックでドリーミーなシンセが心地よいアンニュイなポップ・チューン、7インチのみで発売されたHoney Mine のLissvik Remixは何処までもハマれるグレートチューン!!正にBalearic Rhapsodyな楽曲。

因に"Acephale"レーベルも注目です。



#140 Monkey Chop (Extended)/Dan i





Dan i

12'inch 1]
12'inch 2]

12'inch 3]


◆Monkey Chop (Extended) / Dan i

Label:Island Records
Country:UK
Released:1979
Style:Disco Boogie


Monkey Chop!!


'70
年代初めにまずジョージ・クリントンのファンカデリックに入ろうとしたが、若すぎ門前払いされ一人で活動、キャット・スティーブンスやあのアンディ・フレイザーとかと仕事したのちに自分のバンドD-ダンサーを結成した。それが76年に解散して、失意の元、ナイジェリアに旅をし、そこで何かを開眼、
戻って来てあのリントン・クワシ・ジョンソン氏の紹介でアイランドと契約、
クレジットはされてないがプロデュースも実質トレヴァー・ホーンが担当したそうな。
”新楽観主義音楽”の理念の下、この歌をリリースした。


2012年2月6日月曜日

#139 Cloudbusting (Mighty Mouse Rework)/Kate Bush

Kate Bush 1

Kate Bush 2

Mighty Mouse

Original 12'inch]



◆Cloudbusting (Mighty Mouse Rework)/Kate Bush

Label:
?
Country:UK?
Released:2012
Original Released:1985
Style:New Wave, Nu Disco,Synth-pop



雨雲製造機〜。

'85年にケイト・ブッシュが発表したシングル"Cloudbusting"。
タイトルcloudbusting(cloudbuster)とはすなわち日本語に訳すと雨雲製造機という意味。

PVとジャケットから推測できましたが、まさに奇才なケイトらしい不思議世界です。
後に知ったのですが、このcloudbusterって、本当に考案した人がいたのですね。1930年代、オーストリア出 身の心理学者ヴィルヘルム・ライヒと言う人。彼は、自然界には「オルゴン」という放射エネルギーが存在していて、そのオルゴンを集積し蓄積することで病気 の治療、そしてrainmaker(雨製造機)にも転用できると提唱しました。cloudbustとは、雲(cloud)をbust(蹴散らす)と言う合 成語で、文字通りには「雲追っ払い」になるんですが、雲を自由自在に操る(集積、蓄積、そして放射する)ことで、雨雲を生み出すことにもなるんですね。
 でもその発見・発明は、そりゃあ、まゆつば物でしょう。予想通り、後に渡ったアメリカで、「ガンに治療に効く」という名目で販売した「オルゴン蓄積器」 が違法と判断されて、逮捕・投獄され、獄中でなくなりました。今も世の中に「○○はガンに効く」という、怪しい民間療法はたくさんあります。それの「はし り」的なものでしょうかね。

 ケイトはそのいきさつを、ライヒの息子さんであるピーター・ライヒ氏の著書A Book of Dreamsで知り、この曲のモチーフにしたそうです。ですから、PVにはケイト演じる息子さんと、父ヴィルヘルムがcloudbusterを設置する場 面、および父が逮捕される場面が出てきます。

そんな不思議な曲をMindless BoogieやCheaper Thrills、History Recordsなどで知られる"Mighty Mouse"がよりダンスフロアに向けて素敵にファンタジー増々にエディットしてるこのバージョンはナイスの一言につきる。


2012年2月4日土曜日

#138 Goodmorning (Pink Ganter Remix)/William Fitzsimmons

William Fitzsimmons 1

William Fitzsimmons 2

William Fitzsimmons 3

William Fitzsimmons 4

Album



◆Goodmorning (Pink Ganter Remix)/William Fitzsimmons

Label:
Grönland Records
Country:UK
Released:2010
Style:
Balearic, Indie,Folk Rock



何処までも切なく..

眠りにつくまえのうつらうつらとした意識で、 夢でも見てるような感覚におちいりそうになる。
驚くほど内向的で、 心の内側へと沈み込んでいくような
歌詞もまた切ない。 こんなにも優しい音楽にはなかなか巡り合えない。つぶやくような歌声。 ミニマルな電子音を少し。 でも無機質ではなく、どこまでも美しく、 哀しいほどに温かい音色。 優しい声は、どこか儚さが感じられる。
夢の中を連想させられるアコースティックギターとわずかな電子音。
こんな素敵な音楽がもっと世に伝わってほしいと切実に思う今日この頃です。

2012年2月1日水曜日

#137 K is for Kelson/Bibio

[Bibio 1]

[Bibio 2]

[12'inch]



◆K is for Kelson/Bibio

Label:
Warp Records
Country:UK
Released:2011
Style:
Balearic



チェックが遅くなりましたがコレはヤバい!

リリースはUKの名門中の名門レーベルWarp Recordsから去年の5月に出ていたとの事で、、
個人的に初めて聴きましたが、アルバム『Mind Bokeh』より、アルバム収録曲の中で最もキャッチーで耳に残る幸せいっぱいな楽曲“K is for Kelson”。
アコースティック・ギター、ベース、エレキ・ピアノ、アナロ グ・シンセ、ビリンバゥ、グラス・ハープ、水を貯めた酒瓶、シェイカー、ハンド・クラップ、ペットボトル、声、トーク・ボックス、そして扇子(!?)まで 様々な楽器やガジェットを全てBibio自らが演奏するバラエティに富んだトラック。
イギリスではテレビCMやラジオなどで流れていたそうです。

なにげにかけ続けられそうな素敵な楽曲。


2012年1月31日火曜日

#136 In Alto Mare/Loredana Berté

[Loredana Berté]

[12'inch]


◆In Alto Mare/Loredana Berté

Label:Ariola

Country:Italy
Released:1980
Style:
Italo Disco


大変遅くなりましたが明けましておめでとうございます。

本年も一つ宜しくお願いします〜。


しゃがれたボーカルが素敵っす。

今までなぜ紹介していなかったのか不思議なくらい重要な女性ヴォーカルです。 ロレダーナ・ベルテは1950年9月20日にバニャーラ・カラーブラで生まれましたが、3つ年上の姉がミア・マルティーニです。 ローマにある「パイパー・クラブ」で踊っているところをレナート・ゼロに見いだされ、歴史的な名盤とされる『OREFO 9』を始め、『HAIR』や『CIAO RUDY』などのミュージカルに出演しています。 女優としても『ATTENTI AL BUFFONE』『MOVIE-RUSH』などに出演しており、そこそこの知名度だったようです。

'74年に発表された本デビュー作は、大胆にも自身のオール・ヌードを満載した特殊見開きジャケットとなっており、イタリア音楽のコレクターが必ず手に入れ る必携の1枚でした。 彼女の声は姉のミアよりも張りがあるものの、姉妹そろってしゃがれ声であり、ほとんどロッカーと言えるものです。 デビューの時に 全裸を見せてしまっているためか、その後どんどん大胆になって行きヴォーカルと共に美しが堪能出来ることでしょう。

そんなロレダーナ・ベルテの5枚目アルバム?『Loredana Berte』の一曲"In Alto Mare"はミディアム・ブギー・ディスコ・ナンバーで今聴かれるべき楽曲、誰かエディットしそうです。。